タイへの旅行計画、ワクワクしますよね。
でも、その一方で避けては通れないお金の問題…

「お金はどうするのが一番お得なの?」
「現金はいくら必要?」
「どのクレジットカードを持っていけばいい?」

といった疑問や不安はありませんか?

特に2025年、海外でのお金の常識は激変しました。

実は、楽天カード、エポスカード、三井住友カード、dカードなど、多くのクレジットカード会社が「海外事務手数料」を軒並み大幅に値上げ」しているのです。

例えば….

上がる手数料….

エポスカード「外貨でのショッピングご利用時の事務手数料」
2025年7月1日 2.20% → 3.85%

楽天カード「海外事務手数料に関して」
2025年3月より  2.20% → 3.63%

これまでと同じ感覚でカードを使っていると、知らず知らずのうちに、以前とは比べものにならないほどの手数料を支払ってしまう可能性があります!

せっかくの旅行で、そんな見えないコストで損をしてしまうのは、本当にもったいないことです。
旅のトータルで数千円の違いだったとしても、その数千円でどれだけ美味しいものが食べられることか!!!

でも、心配しないでください。
海外事務手数料はゼロ円にできます!

この記事では、あなたの不安を解消するために、海外事務手数料の抑え方から、賢い決済サービス、手数料の値上げ時代を乗り切るための最新のカード選び、タイのリアルなキャッシュレス事情、具体的で本当に役立つ情報を解説していきます。

これがわかる!

  • 手数料の値上げ時代に対応した、タイ旅行に必要なカードの組み合わせ
  • 現地のキャッシュレス事情と、現金が必要になる場面
  • 見えない手数料で損しないための「海外事務手数料」の知識
  • ATMでのキャッシングと両替、どちらがお得かの最終結論
  • WiseやRevolutといった新しいサービスの賢い活用法
  • クレジットカードの紛失や不正利用を防ぐための具体的な対策

まずは結論!
タイ旅行に最適なカード&サービスの組み合わせ

white and blue magnetic card

えみさん:「いろいろな情報があるけど、結局『何を持っていけば安心なの?』が一番知りたいですよね。」
「最初に結論を教えてもらえると、すごく分かりやすいです。」

まずは結論から。
数多くの選択肢の中から、手数料、利便性、安全性を総合的に考慮した、タイ旅行における最適な組み合わせは以下の通りです。

  1. 一番手(主役):Wise / Revolut のデビットカード
    手数料を極限まで抑える(0%にできます!)、ショッピング決済の絶対的エース。
  2. 二番手(スーパーサブ):JCBカード
    日本のクレジットカードブランドJCB。
    海外では使えないことも多いのですが、タイでは多くのお店がJCBで利用可能です。
    優待特典やプロモーションが豊富で、JCBの支払いで5%〜10%の割引が受けられるお店も。
  3. 三番手(命綱):Visa / Mastercard
    いかなる状況でも決済を保証する、最後の砦となるお守り。
    シェア率を見てもVisaとMastercardでタイ国内の8割以上を占めており、カード決済に対応している店のほとんどで利用できます。
    ですが、VisaやMasterでも海外事務手数料の安いものを積極的に選ぶことが重要!
    あなたのカードの海外手数料をしっかり確認してみてくださいね

この3つの組み合わせをお勧めします!

なぜ複数組み合わせるの?

  • 用途別に手数料を最小限にする
    用途に応じて最も手数料が安い支払い方法を選べます。
  • リスクを分散
    万が一、1枚のカードが紛失・盗難・磁気不良・ATMなどの不具合で使えなくなっても、他のカードで対応できます。クレカ1枚だけで海外旅行にいくのは危険!
  • あらゆる場面に対応
    高級レストランからローカルな市場まで、ほとんどの支払いシーンをカバーできます。

クレジットカードの手数料を徹底解説!
損しないための基礎知識

アイ@子連れ家族トラベラー

一回一回は小さくても、旅行トータルで見て家族全員分を考えると手数料の額は本当に無視できません。
まずは自分の使っているカードの海外事務手数料が何%なのかを調べるところから始めましょう〜

海外でクレジットカードを利用すると、目には見えにくい手数料が発生しています。
これを知らないと、知らず知らずのうちに損をしてしまう可能性があります。
重要な手数料は主に2つです。

1. ショッピング時の海外事務手数料(為替手数料)

これは、海外でカード決済をした際に、カード会社が上乗せする手数料のことです。

多くの人が、決済時の為替レートはニュースで見るレートそのままだと思いがちですが、実際は違います。

  • 基準レート:JCBやVisaやMastercardなどのブランド側が定めた、その日の為替レート。
  • 海外事務手数料:カード会社が、基準レートに上乗せする手数料。

この手数料率はカード会社によって大きく異なり、一般的には1.6%〜3.85%程度に設定されています。

例えば、家族で10万円分のお買い物をカードでした場合、

  • 手数料率3.85%のカードを使った場合
    100,000円 × 3.85% = 3,850円の手数料
  • 手数料率1.6%のカードを使った場合
    100,000円 × 1.6% = 1,600円の手数料

となり、その差額は、なんと2,250円にもなります。
同じ金額の買い物をしただけなのに、どのカードで支払うかによって、これだけの違いが生まれてしまうのです。これは、美味しいタイ料理が何回も食べられるほどの金額。

ただ財布に入っているクレカをなんの気なしに使ってしまうことこそが、現在のタイ旅行で最も避けるべき「損」と言えます。

だからこそ、最初に提示した「手数料を最優先に考えたカードの組み合わせ」が非常に重要になってくるのです。

2. クレカでATMを使って現地通貨を引き出す(キャッシング)時の手数料

次に、屋台や市場で必要になる現地通貨を、ATMでクレジットカードを使って引き出す(キャッシングする)際の手数料についてです。

ここには、多くの人が誤解しているポイントと、知っているだけで大きく得をする裏ワザが存在します。

まずは基本!キャッシングにかかる手数料の仕組み

原則として、海外キャッシングでは以下の2種類の手数料が合算されることがほとんどです。

1. 現地のATM設置銀行が徴収する手数料
タイでは、どの銀行のATMを利用しても、おおよそ1回あたり220バーツ(約1,000円!😭)が一般的です。
これは引き出す金額にかかわらず固定でかかります。

2. 日本のカード会社が徴収するキャッシング手数料
日本のATMでキャッシングする際と同様に、多くのカード会社では1回あたり110円〜220円程度の手数料を設定しています。

これに加えて、キャッシングには「利息」が発生します。
利息は日割りで計算されるため、帰国後といわず旅の途中でも明細が乗ったらすぐにオンラインで手続きをし、1日でもはやく繰り上げ返済をすることで、支払う利息を最小限に抑えることができます。

つまり、タイのATMで一度現金を引き出すと、

1「現地ATM手数料(オーナー手数料)(220バーツ)」
2「カード会社の手数料(110円〜)」
3「利息(金額と返済までの日数で変化)」

という3つのコストがかかるのが基本。これをまず頭に入れておきましょう。

現地ATM手数料は必ず引き下ろし時に表示されます
よくみてみてくださいね
(220バーツと出るからびっくりしてひとまずキャンセルされる方も多いでしょう….)

【重要】JCBカードならバンコク銀行のATM手数料220バーツが無料に!

この高額な「現地ATM手数料」を回避できる、簡単な方法があります。

それが、「JCBカードを使って、バンコク銀行 (Bangkok Bank) のATMでキャッシングする」という方法です。

JCBカードとバンコク銀行の提携により、この220バーツの手数料が免除されるようです。
実際に操作しても、手数料に関する確認画面自体が表示されません

タイの主要都市であれば、バンコク銀行ATMは簡単に見つけることができます。
もちろんチェンマイにもたくさんありますよ!

お得な技を使っても、「利息」は発生します。
帰国後と言わず、明細に乗ったら1日でもはやく返済することを心がければこの利息の支払いを最小限に抑えることができますよ!

使わない理由がない!新時代の選択肢
RevolutとWiseを使いこなす

a person holding a remote control in their hand
リサ@非日常エンジョイトラベラー

クレジットカードの手数料が上がった今、RevolutやWiseは、まさに現代の旅の必須アイテム。ラグジュアリー旅も、バジェット旅も使わない手はありません!

2025年のクレジットカード手数料値上げラッシュの中、海外旅行のお金の常識は大きく変わりました。これまでは「サブ」だったサービスが、今や「主役」になっています。

その代表格が、「Wise (ワイズ)」や「Revolut (レボリュート)」といったフィンテック企業のデビットカードです。

これは、一言でいうとVISA, もしくはMasterブランドのデヴィッドカード。
「アプリと連携した、海外で使うためのお財布(口座)」のようなサービスです。

ただし、紐づけた銀行口座から引き落とされるわけではなく、事前に自分の銀行口座などから日本円を入金(チャージ)して使います。
さらに海外のお店で支払う際、タイでは、アプリ内で自動的に手数料の安いレートで現地通貨タイバーツに両替して決済することができます。

「ミッドマーケットレート」という共通の武器

なぜこの2つのサービスが、従来のクレジットカードより圧倒的にお得なのか? その理由は、両社とも為替手数料が上乗せされていない「ミッドマーケットレート」を両替の基準に採用しているからです

これは、ニュースやGoogleなどで検索した時に表示される、いわゆる「本当の為替レート」です。

WiseもRevolutも、この公平なレートを基準にしている点は同じです。

違いは、この基準となるレートに、それぞれの会社が「いつ、どのような形で自社の手数料を乗せるか」という点にあります。

項目👑 Revolut (レボリュート)
VISAブランド
Wise (ワイズ)
VISAまたはMaster
平日の
ショッピング手数料
👑 無料
(月30万円まで)
安い
(タイバーツの場合約0.7%台から〜)*通貨によって異なります
週末の
ショッピング手数料
1%👑 安い
(0.7%台〜、曜日による変動なし
ATM引き出し手数料
(サービス側の手数料)
月25,000円まで無料👑 月2回かつ
合計30,000円まで無料
タイのATMオーナー手数料
(220バーツ)
かかるかかる
おすすめの使い分け平日の買い物全般週末の買い物
ATMでの現金引き出し

*横方向にスクロールできます。

ショッピング対決!
平日最強のRevolut、週末も安心のWise

日本では海外送金のイメージからWiseの方が知名度が高いかもしれませんが、ことタイ旅行でのショッピングにおいては、平日ならRevolutに軍配が上がります。

しかし、それぞれに得意な場面と苦手な場面があるため、両方の特徴を理解して使い分けるのが最も賢い方法です。

Revolut (レボリュート):平日最強のショッピングカード

https://www.revolut.com/ja-JP

手数料の仕組み
Revolutは、平日(為替市場が開いている時間)であれば、このミッドマーケットレートに自社の手数料を一切乗せずに両替・決済してくれます(月30万円まで)!!!
平日手数料ゼロは強い!!!

注意点(週末の罠)
ただし、為替市場が閉まる週末は、レート変動のリスクをカバーするために、金曜日の終値のミッドマーケットレートに1%の手数料を「上乗せ」して適用します。

ATM引き出し
月25,000円までならRevolut側の手数料は無料です。

Wise (ワイズ):いつでも公平・安心な手数料体系

https://wise.com

手数料の仕組み
Wiseは、曜日に関係なく常にミッドマーケットレートを基準とし、そこに自社の非常に安い両替手数料(タイバーツの場合約0.7%台から)を正直に乗せるという、透明性の高いモデルです。
週末でも手数料が急に上がることはありません。

ATM引き出し
月に2回かつ合計30,000円までの引き出しであれば、Wise側の手数料は無料と、Revolutより少し条件が良いのが特徴です。

Q1.「一枚だけ選ぶなら?」への答え

週末に1%の手数料がかかるとはいえ、それは大半のクレジットカードの手数料(2.2%〜3.85%)よりはるかに安いです。
そして、平日の手数料が完全に無料になるメリットは非常に大きいため、もし「どちらか1枚だけ」と聞かれたら、総合力でRevolutをおすすめします

Q2.最強の答えは「二刀流」!

しかし、手数料を極限までゼロに近づけたいなら、答えは一つです。
それはWiseとRevolutの両方を持っていく「二刀流」戦略です。

  • 平日の買い物・食事Revolut を使って手数料を完全にゼロにする。
  • 週末の買い物・食事Wise を使って、Revolutの週末手数料(1%)を回避し、より安い手数料(約0.7%台)に抑える。
  • ATMでの現金引き出しWiseとRevolutの比較であれば、無料枠の大きい Wise を優先的に使う。

重要】ATMでの現金引き出しについて
どちらのカードを使ってATMから現金を引き出す場合でも、タイの銀行が課すATMオーナー手数料(220バーツ)は別途かかります。この220バーツは非常に大きな手数料になるため、引き出し金額によりますが、現地ATM手数料(オーナー手数料)がかからないクレカを繰り上げ返済する方がコスパがよくなる可能性が高くなることに注意!

クレカには「お金を使う」以外の役割も

ここでは主に、「ショッピング」そして「キャッシング」というお金を使うためのクレカ選びについて書きましたが、実際には、空港ラウンジ使用海外旅行保険用のクレカも選んで持っていきましょう。

特に海外旅行保険は誰もが気になるところ。
自分のクレカの保険内容とともに、利用付帯なのか自動付帯なのか、保険適用条件を調べておきましょう。

現地通貨(タイバーツ)はどうやって手に入れる?
お得な方法を比較

ハナ@のんびりノマドトラベラー

全ての支払いがクレカで済ませられるわけではありません。
必ず必要になってくるのが現地通貨、つまりタイバーツの「現金」です!

タイバーツを手に入れる方法はいくつかありますが、それぞれレートや手間が異なります。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、最適な方法を選びましょう。

両替方法レートの良さ手数料手軽さおすすめ度
日本の空港× 悪い高い◎ とても手軽★☆☆☆☆
タイの空港△ やや悪い普通◎ とても手軽★★☆☆☆
市内の両替所◎ 非常に良い低め△ 場所を探す手間があり、レートがいいところは大行列….★★★★☆
ATMキャッシング○ まあまあATM手数料+利息○ ATMがあればOK!★★★★☆

*横方向にスクロールできます。

方法1:日本の空港で両替

手軽ですが、最もレートが悪い方法です。
どうしても事前に少しだけ持っておきたい場合を除き、基本的には利用しないことをおすすめします。

方法2:タイの空港(スワンナプーム/ドンムアン/チェンマイ)で両替

日本の空港よりはレートが良いですが、それでも市内の優良両替所に比べると、そのレートは大きく劣ります。

したがって、空港で両替をする場合、市内中心部までのタクシー代やソンテウ代として、最低限必要な金額(例えば1,000円〜3,000円程度)だけを両替するのが、最も賢明な判断です。

まとまった金額は、必ず旧市街やニマンヘミンなど、市内のレートの良い両替所で両替するようにしましょう。

方法3:タイ市内の両替所(スーパーリッチなど)

最もレートが良いのが、「スーパーリッチ (Super Rich)」に代表されるような、レートの良い両替所です。
チェンマイにも同様に優良レートの両替所があります。
まとまった現金を両替するなら、この方法が一番お得です。
デメリットは、パスポートの提示が必要なことと、店舗まで行く手間がかかること、そしてある程度の現金(日本円)を持ち歩くリスクがあることです。
さらに人気店は順番待ちにとても時間がかかることがあるので短期間の旅行であれば時間が勿体無いですね。

方法4:クレジットカードでキャッシング

ATMさえあればどこでも現地通貨を引き出せる手軽さが魅力です。
為替レート自体は、両替所のレートと比べても遜色ないほど良い場合が多いです。
ただし前述の通り、使うクレカによってはATM手数料(220バーツ)キャッシングの利息がかかります。
そのため、少額を何度も引き出すと手数料がかさみ、損をしてしまいます。
ATM手数料がかからないクレカを持つことが大切です。

現金は必要?
タイのリアルなキャッシュレス事情

エミ@弾丸アクティブトラベラー

最近はタイもキャッシュレス化が進んでいるって聞きますけど、屋台の美味しいごはんはやっぱり現金払いが多いですよね。」
「少しは持っておかないと不安です。」

タイ、特にバンコクやチェンマイといった主要都市では、キャッシュレス化が急速に進んでいます。
しかし、日本の感覚で「クレジットカード1枚あればどこでも大丈夫」
と考えるのは危険です。

チェンマイの街を歩いていると、多くのタイ人がスマートフォンでQRコードをスキャンして支払いをしている光景を目にするでしょう。「タイはキャッシュレス化が進んでいる。現金はあまり必要ないかもしれない」ように見えます。

しかし、タイで広く普及しているQRコード決済のほとんどは、タイ国内の銀行口座に紐づいた『PromptPay (พร้อมเพย์ / prɔ́ɔm pee)』という送金システムを利用したもの。タイ人が屋台でスマホ決済しているのは、自分の銀行口座からお店の口座へ、直接お金を送っているのです。

タイに銀行口座を持たない短期旅行者は、原則としてこの仕組みを利用することができません。
だからこそ、現金が絶対に必要になってくるのです。

現金が必須、または推奨される場所

以下のような場面では、依然として現金が主流です。

  • 屋台・露店:ローカルフードや雑貨など、旅の醍醐味である屋台は基本的に現金のみです。
  • ローカルな市場:ワローロット市場のような地元の人が利用する市場では、現金払いが一般的です。
  • 公共交通機関:ソンテウ (สองแถว / sɔ̌ɔŋ tɛ̌ɛw) やトゥクトゥク (ตุ๊กตุ๊ก / túk túk)、市バスなど。
  • 小規模な個人商店や食堂:ローカルな食堂やマッサージ店など。
  • チップ:ホテルのポーターやマッサージのセラピストに渡すチップは、現金がスマートです。
  • 寺院への入場料やお布施

クレジットカードが使える場所

一方で、以下の場所では、ほとんど問題なくクレジットカードが利用できます。

  • ホテル:中級以上のホテルであれば、ほぼ100%利用可能です。
  • デパート・ショッピングモール:セントラルデパートやアイコンサイアム、大型のショッピングモールでは問題なく使えます。
  • 大手スーパーマーケット:Big C、Tops、Lotus’sなど。
  • レストラン:観光客向けのレストランや、ショッピングモール内の飲食店。
  • コンビニエンスストア:セブン-イレブンやファミリーマートでも利用できますが、最低利用金額が設定されている場合もあります。
  • 配車アプリ:GrabやBoltでの支払いは、アプリに登録したカードで決済するのが基本ですが、現金払いにも対応しています。登録するカードは海外利用手数料の安いものを!
  • 航空券や長距離バスの予約:オンラインでの予約時に利用できます。

結論として、「クレジットカードをメインにしつつ、少額の現金も必ず用意しておく」
のが正解です。
目安として、特別な支払いの予定がない場合には、1日4〜5千円(1,000バーツ前後)の現金を持っておくと、支払いで困ることはほとんどないでしょう。

まとめ:賢い準備で、タイ, チェンマイ旅行を心ゆくまで楽しもう

タイ旅行でのお金に関する常識は、2025年の手数料値上げによって大きく変わりました。これまでの知識だけでは、知らず知らずのうちに損をしてしまう可能性があります。

最後に、この記事で解説してきた、新しい時代を乗り切るための最も重要なポイントをおさらいしましょう。

  • 最強の布陣は「役割分担」 一枚の最強カードは存在しません。主役の決済カードWise/Revolut)タイでのスーパーサブクレカ(JCB)*最後の命綱(手数料の安いVisa/Mastercard)というチームで挑むのが新常識です。
  • ショッピングは「二刀流」が最強 WiseとRevolutの両方を持つのが理想です。
    平日は手数料無料のRevolut週末は手数料が上がらないWiseと使い分けることで、手数料を極限までゼロに近づけられます。
  • 現金も必要です!
    屋台や小さなお店、ナイトマーケットを楽しむには現金が必要!
    両替やキャッシングでタイバーツを用意しましょう!
  • 現金引き出しの手数料を下げる
    タイでキャッシングをするとなったら、まず高額なATMオーナー手数料(220バーツ)を避けることを最優先に!
  • 現金の両替なら「市内の両替所」一択
    もし日本円の現金を持ち込んで両替する場合は、レートの悪い空港は避け、必ずチェンマイ市内のレートの良い両替所(スーパーリッチなど)を利用しましょう。
  • お手持ちのカード手数料の確認を
    この記事で解説した戦略の重要性は、2025年から多くのクレジットカードの海外事務手数料が2.2%〜3.85%にまで引き上げられているという事実に基づいています。ご自身のカードの手数料を、旅行前に必ず確認しましょう。

お金の管理は、旅行の快適さと安心感に直結します。
少しだけ知識を持って準備するだけで、無駄な手数料を払うことなく、その分を美味しいタイ料理や素敵な体験に使うことができます。

この記事で得た知識を武器に、万全の準備を整えて、楽しくお得にチェンマイ旅行を!

最後の最後に

クレジットカードの海外事務手数料、ATM利用手数料、WiseやRevolutを含む各種サービスの内容やキャンペーンは、各金融機関の都合により、予告なく変更される可能性があります。

情報詳細につきましては、必ずご自身でご利用予定のカード会社や金融サービスの公式サイトをご確認いただくか、各社へ直接お問い合わせの上、最新の規約や手数料についてご確認くださいますよう、強くお願いいたします。

みなさんの旅行計画の一助となることを目的に執筆した記事ですが、最終的なご確認はご自身の責任において行っていただくことで、より安全で、手数料で損をすることのないより快適な旅がお送りいただけると思います。