飛行機での移動は便利ですが、直前予約や繁忙期には価格が高騰しがちです。
「チェンマイに行きたいけれど、航空券が高くて予算オーバーになりそう…」。
そんな時、頼りになるのが「深夜バス(夜行バス)」です。

かつては「疲れる、狭い」というイメージがありましたが、近年のタイの長距離バスは、快適なシートや、きめ細やかなサービスを提供する運行も増えています。
しかし、女性の一人旅や友人同士の旅行となると、「治安は大丈夫?」「本当に眠れるの?」といった不安もつきものでしょう。

この記事では、バンコク⇄チェンマイ間の往復移動手段として、バスの選び方から予約方法、そして女子旅でも安心して利用するための「リアルな対策」を詳しく解説します。

航空券が高騰する「コムローイ祭り」の時期の移動手段を探している方にも、必見の情報です。

この記事を読むと、以下のことがわかります

  • バンコク〜チェンマイ間のバス移動のメリットとデメリット
  • 「ナコンチャイエア」など、女性でも安心して乗れるバス会社の紹介
  • チェンマイ⇄バンコクの乗車ポイント
  • 女性がバス旅をする際のリアルな「真実」と「対策」
  • 航空券が高騰する「コムローイ祭り」時期のバス予約の注意点

深夜バス移動のメリットとデメリット

バンコクとチェンマイの距離は約700km!
飛行機であれば約1時間15分。鉄道(寝台列車)であれば約10時間〜13時間。
そしてバスの場合、バスの種類や道路状況によりますが、およそ10時間から11時間が目安です。

バスでチェンマイへ!
12goで検索するとざっとこんな感じに
エミ@弾丸アクティブトラベラー

「弾丸旅派!」というと飛行機でビューン!と思われがちですが、「寝てる間に移動できるならいいじゃん〜宿泊代も浮くし〜」と夜行バスを選ぶ私。はい、特技はどこでも寝られること!体力には結構自信があります笑

メリット

料金が安い
飛行機(LCC含む)に比べて割安です。
時期にもよりますが、片道600〜1,000バーツ(約2,400〜4,000円)程度で移動できます。

宿泊費の節約
夜行バスを選べば夜に出発して早朝に到着するため、移動日のホテル代が1泊分浮きます。

意外に時間の有効活用ができる
こちらも夜行バスを選べば寝ている間に移動できるため、到着日の朝からフルに行動!
鉄道に比べて大幅な遅延が少なく、到着時間の予測が立ちやすいのもバスの大きなメリットです。

デメリット

時間がかかる
飛行機(約1時間15分)に比べ、圧倒的に時間がかかります。

体力の消耗
いくら快適になったとはいえ、ベッドで眠るのと完全に同じではありません。
腰痛持ちの方や、車酔いしやすい方には負担になる場合があります。

車内の寒さ
タイの長距離バスは、冷房が非常に強く効いていることが一般的。
涼しくていいじゃん〜というレベルではないので要注意!

賢く節約できるバス移動!

浮いたホテル代と交通費で、チェンマイに着いてから少し良いスパに行ったり、おしゃれなカフェをもう一軒回ったりできるのが嬉しい点!
バスでしっかり眠れる、バスの中で映画をみたりして楽しめるタイプの方なら、最高の節約術になりますよ。

チケットの予約方法

では早速!予約方法です。
当日バスターミナルで購入することも可能ですが、満席のリスクを避けるため、事前のオンライン予約を推奨します。特に週末や祝日は早めの確保が必要です。

予約サイトを利用する(おすすめ)

12Go Asia (トゥエルブゴー・アジア) 東南アジアを旅する人の間では「定番中の定番」と言われる、最大級の交通予約サイトです。
初めて聞く方は「海外のサイトだよね?大丈夫?」と不安になるかもしれませんが、シンガポールに本社を置くしっかりとした企業が運営しています。

タイ国鉄やナコンチャイエアなどの大手各社と公式に連携しており、現地窓口と同じチケットが手配できます。
サイトは完全に日本語化されており、日本のクレジットカードで安全に決済可能です。
「窓口で言葉が通じなかったらどうしよう…」というストレスから解放されるため、多くの旅行者に愛用されています。

予約完了後の流れ

決済が完了すると、登録したメールアドレスに「予約確認書(PDFバウチャー)」が届きます。 これがチケットの引換証、またはチケットそのものになります。

当日の乗車方法(バウチャーを確認!) バス会社によって対応が異なります。届いたメールの指示を必ず読んでください。

スマホ画面提示でOK(モバイルチケット)
ナコンチャイエアなどの大手は、スマホでPDFのQRコードを見せるだけで乗車できる場合が多いです。

窓口で引き換えが必要
一部のバス会社や国鉄は、出発前に窓口でパスポートとバウチャー(スマホ画面)を提示し、紙のチケットを受け取る必要があります。 「Check-in required(チェックインが必要)」と書かれている場合は、出発の1時間前にはターミナルに到着するようにすると安心です。

各バス会社の公式サイト

ナコンチャイエアやソンバットツアーの公式サイトからも予約可能です。
英語表記に切り替えられる場合が多いですが、決済トラブルなどが不安な場合は、予約サイト経由の方がスムーズかもしれません。

バスターミナル窓口

直接窓口へ行く方法です。
現地の雰囲気に慣れている方や、数日前にターミナルへ行く用事がある場合は確実です。
パスポートの提示を求められることがあります。

よし!検索してみたぞ…とはいえ、バンコクからの場合、乗り場も複数あり、バス会社、車両やシートのクラスも複数あるので、どれにしたら良いかわからない!…と

なったら、以下を読み進めてくださいね

初心者におすすめのバス会社とクラス

ハナ@のんびりノマドトラベラー

一番人気はナコンチャイエア!少々お値段は高めですが、信頼度も高くシートも良いものが多いです。
長時間の移動でも疲れにくいので、もし金額が少しの差であれば、迷わず上のクラスを選ぶことをおすすめします。

ナコンチャイエア (Nakhonchai Air / นครชัยแอร์ / Ná-khon Chai Aae)

「陸の航空会社」とも呼ばれる、タイで最も評価の高いバス会社の一つです。
専用のターミナルを持ち、安全性とサービスに定評があります。

First Class (ファーストクラス)
チェンマイ行きは3列シート(2列+1列の配置)が基本。
※一部の新型車両では全席独立(1-1-1)の場合もありますが、予約時に座席表で確認しましょう。
お友達や家族などとのふたり旅の場合は2列の席を、一人旅の場合は1列側の席を確保できれば、隣を気にせずプライベートな時間を過ごせますね。
長時間乗るバスなので、座席幅が広いと気持ちもずいぶんリラックスできます。

Gold Class (ゴールドクラス)
4列シート。
2名での旅行なら隣同士で座れますが、1名の場合は隣に見知らぬ人が座る可能性があります。

ナコンチャイエアのバスの車両の種別とシートの種別はこちらのページから
*全てのタイプがバンコク⇄チェンマイ間を運行しているとは限りません

ソンバットツアー (Sombat Tour / สมบัติทัวร์ / Sǒm-bàt Thua)

ナコンチャイエアと並ぶ人気の大手バス会社です。
一部の車両には「レディースシート(女性専用席)」が設定されている場合があり、予約時に確認することをおすすめします。

Supreme Class (スプリームクラス)
3列シート。
ナコンチャイエアのファーストクラスに相当します。

Super Class (スーパークラス)
4列シート。

ソンバットツアーのバスの車両の種別とシートの種別はこちらのページから
*全てのタイプがバンコク⇄チェンマイ間を運行しているとは限りません

シーダウォンツアー (Sritawong Tour / ศรีทะวงศ์ทัวร์)

12Go Asiaなどの予約サイトで検索するとよく出てくる会社です。 大手2社に比べると知名度は劣りますが、モーチット2から発着する正規の長距離バス会社です。 ナコンチャイエアなどが売り切れている場合の「第3の選択肢」として重宝します。 車両の新しさにはバラつきがありますが、一般的なVIPバスの設備は整っています。

https://www.facebook.com/Sritawongtour/

国営長距離バス (The Transport Co., Ltd. / บขส. 999)

通称「999(ガウガウガウ)バス」。
政府系のため信頼性が高く、バスターミナルの最も目立つ位置にチケット売り場があります。
サービスは標準的ですが、定時運行の意識が高く、安心して利用できます。

https://transport.co.th/home/en/home-en/

バンコク, チェンマイの乗降場所

バンコク発 → チェンマイ着

乗車場所はバス会社によって異なります。タクシーで向かう際は、運転手に行き先を正確に伝える必要があります。

北バスターミナル(モーチット2)
Bangkok Bus Terminal Chatuchak (Mochit 2) / สถานีขนส่งผู้โดยสารกรุงเทพฯ (จตุจักร)

国営バス(999)や、多くの民間バス会社が出発する巨大ターミナルです。
注意:名前は似ていますが、BTSモーチット駅やMRTチャトゥチャック公園駅からは離れています(約2km)。
徒歩での移動は困難なため、駅からバスやタクシーまたはバイクタクシーを利用してください(約10分程度)。

ソンバットツアー専用ターミナル
Sombat Tour Vibhavadi Station / สถานีสมบัติทัวร์ วิภาวดี

ウィパワディー通り沿いにある、清潔で大きな専用ターミナルです。 モーチットエリアの手前に位置しており、間違えてモーチット2に行かないよう注意が必要です。

ナコンチャイエア専用ターミナル
Nakhonchai Air Station / สถานีเดินรถนครชัยแอร์

モーチット2の敷地に隣接していますが、独立した専用ターミナルです。
モーチット2の建物内ではないため、タクシーには必ず「ナコンチャイエア」と指定してください。

復路:チェンマイ発 → バンコク着

アーケードバスターミナル(主に第3ターミナル)
Chiang Mai Bus Terminal 3 (Arcade)

チェンマイの長距離バスターミナルは「第2」と「第3」が道路を挟んで向かい合っています。
バンコク行きの主要なバス(ナコンチャイエア、ソンバットツアーなど)は、新しくて広い「第3ターミナル」を使用するケースがほとんど。
ターミナルについたら、ターミナル内にいるスタッフさんにチケットを見せて乗車位置を確認、乗車位置に出向いて乗り場が本当にあっているか確認しましょう。
(どのスタッフさんでもあっちだよ〜と教えてくれますよ)

ナコンチャイエア 第3ターミナルの敷地角に、専用の待合所と乗り場があります。
ソンバットツアー 第3ターミナルの建物内に、専用のラウンジとカウンターがあります。

※会社によっては第2ターミナル発の場合もあるため、必ずチケットに記載された「Terminal 2」または「Terminal 3」の表記を確認してください。

復路のバンコク到着時は、朝のラッシュアワーに注意が必要です。
6時半を過ぎると市内中心部への道が激しく渋滞し始めます。
早朝に着いたら、少し待ってBTSの始発(6時頃)に合わせてタクシーで駅まで移動するのがスムーズですよ。

5. 女子旅のバス移動「真実」と「対策」

「実際、女性だけで乗っても危なくないの?」
という疑問に対して、綺麗事抜きの「真実」と、それに対する具体的な「対策」をお伝えします。

真実1:車内は「極寒」である

ハナ@のんびりノマドトラベラー

正直タイの夜行バスは動く冷蔵庫…..

多くのガイドブックにも書かれていますが、想像以上に寒いです。
特に薄着のまま寝てしまうと、翌日風邪をひいて旅が台無しになりかねません。
というか、薄着のままでは眠れない!!!ほど寒い場合も。

対策
夜行バスの場合ブランケットの支給がほぼされますが、信用しすぎないこと。
ウルトラライトダウン、厚手の靴下、首元を隠すストールは必須です。
長ズボンでの乗車を強く推奨します!

真実2:隣の席ガチャのリスク

4列シートの場合、隣にどんな人が座るかは運次第です。
見知らぬ男性と密着して一晩過ごすのは、精神的に休まらない場合があります。

対策
予算が許せば、「3列独立シート(VIP/First Class)」を予約するとプライベート空間と安心感が買えます。
どうしても4列シートになる場合は、予約時に座席表を確認し、すでに埋まっている席の隣を避けるか、友人と隣同士で確保しましょう。

真実3:深夜の休憩所はカオス

深夜1時頃に立ち寄る休憩所(ナコンサワンなど)は、多数のバスが集まり、人でごった返しています。
寝ぼけた状態でバスを降りると、自分のバスが分からなくなるリスクがあります。

対策
バスを降りる際、必ず「バスのナンバープレート」「停車位置」をスマホで撮影してください。
また、貴重品は絶対に座席に残さず、肌身離さず持ち歩きましょう。

トイレは混み合うため、トイレットペーパー(ティッシュ)は必ず持参してください。
乗車時に食事のチケットが配られたり、乗車チケットが食事チケットになっていることもあるので、バスから降りる時は忘れずに!

車内は本当に寒いので、お子様連れの場合は特に注意してあげてください。
また、貴重品は網棚ではなく、必ず手元のバッグに入れて、抱えて寝るか(寒いですからね!笑)、体に身につけておくのが安心です。

到着時、チェンマイでもバンコクでも、早朝のバスターミナルではトゥクトゥクなどの客引きに声をかけられることが多いですが、Grabを呼ぶか、公式のタクシー乗り場を利用した方がお値打ちです。

6. 【重要】コムローイ祭り(イーペン)時期の注意点

11月の満月の夜に行われる「コムローイ祭り(イーペン祭り)」の時期は、チェンマイへの移動需要がピークに達します。

航空券の価格
通常の3〜5倍以上に高騰することが珍しくありません。

バスの予約状況
飛行機が非常に高くなるため、安価な移動手段としてバスに需要が集中します。
つまり、バスの予約も争奪戦!!!
特にVIPクラスや良い時間帯の便は、発売開始(通常1〜2ヶ月前など会社による)と同時に売り切れる可能性も!

この時期にバス移動を検討している方は、予約開始日を確認し、解禁と同時に予約するくらいの準備が必要です。
「現地に着いてから買えばいい」という考えは、この時期に限っては非常に危険です。
もしバスも満席の場合は、鉄道(寝台列車)も選択肢に入りますが、こちらも同様に争奪戦となります。
バンコク⇄チェンマイ間の寝台列車の寝台席はコムローイの時期のみならず常に大人気。簡単には予約ができません。2号車なら可能性もありますが、それも早めの予約が必要です。

コムローイの時期は、街全体がとても賑わいます。
移動手段の確保は「戦い」だと思ってください。
もし直前になって移動手段がない!
と焦らないためにも、カレンダーに予約開始日をメモしておきましょう。
早めの準備が、楽しい旅の鍵を握っていますよ。

まとめ:バス移動で賢く旅を楽しもう

チェンマイ〜バンコク間の深夜バスは、適切なバス会社とクラスを選べば、女性だけでも十分に安全かつ快適に利用できます。

  • 信頼できるバス会社(ナコンチャイエア等知名度と信頼のある会社)を選ぶ
  • 3列シートを予約してプライバシーを確保する
  • 防寒対策と貴重品管理を徹底
  • ハイシーズンは油断せずに早めの予約を!

これらを押さえれば、移動費を抑えつつ、翌朝から元気にチェンマイ観光をスタートできます。
浮いた予算で、素敵なホテルに泊まったり、美味しい北タイ料理を堪能したり。
賢い移動で、チェンマイの旅をより充実したものにしてください。